放射能は怖い。

　それは事実であるし、福島の発電所近くの方だけではなく近隣の市の方も引越しをしている。あの近くにいたら遺伝子レベルでの異常に至らなくとも、いずれは放射能以前にストレスやらなにやらで参ってしまうだろう。だからこそ引越しや移動もやむを得ない。

　瓦礫類もそうである。何時まで経っても瓦礫が無くならない限りは復興も進まないし現地の士気も落ちてしまう。

　瓦礫の受け入れも進んでいないが人の受入も進んでいない。

　どこをどうとち狂ったのか放射能が伝染るなんてなんて話まで。まあ情報源がツイッターでは一体どこからどこまでがほんとうなんだかわからないが、放射能が感染するとかお前ら戦時かと。戦時の人を責めてるんじゃなくって、現在の知識としてあるものが全く身についてない。

　そりゃ瓦礫も怖いし近くに置きたくないというのは最もだ。反面、放射能の源から離れているわけだから少なくはなれど増えることはないとおもうのだが。あと子供や職場で放射能の感染なんて考えてそれこそ間違った知識の山である。

　怖いのは後々の時代に如何なる影響を及ぼすか、かもしれない。今の親や上司たちは消えてしまう方が先なのだからいいかもしれない。しかし第二の福島や、放射能に限らず世界各地で起こるかもしれない出来事に対して果たして正しい知識を持って接しようという考え方が生まれるのだろうか。

　今の子供達が今のことを活かして、自分たちの反面教師にしてくれることを祈るばかりである。

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