震災一年を前にして不穏である。

　最も震源M9.0という時点で前代未聞であるのだからいつM5.0クラスの余震があるのかわからないし、いつまで危険性があるのかもわからないので、ちょうど一年近い今頃になってもまだまだ大きめの地震が来るのもしかたないのかもしれない。
　逆に地震が起きるのが自然なので(勿論現地民としては恐怖があるけれども)今までの平和だったと言われれば否定出来ない。

　それにしても地震予知など言っているネット民はなぜ昨日の地震や、福島で度々起きている地震の予知できずに東京関東民が中心なんだろう。まあその話はおいておいて

　今日は意外と目につかない被害のお話

　宗教関連が地震の影響を受けているというので、入信者が増えているのかと思ったが、実は神社やお寺がほとんでやられている。入信者も例年より多くなったのかもしれないが被害はかなりおおきそうだ。被害を免れた神社などが避難所として境内を貸すこともあったというからなるほどなあ。

　神社などの遺産系もそうなのだけど、博物館などの貴重な資料が流されただけでなく塩害(海の塩水などの塩分に当てられて品が劣化すること)にあっているのをみると、学芸員の端くれとしてはお手伝いしたいものだ。だが塩害をはじめ、特に水分関連の劣化はとっても処理が大変なので多分テレビでやっている以上に、それこそ全国規模で修復を行なっているんだろう。

　就職活動などにも大きく影響したのだけど、放送されなかったテレビ番組、それから上映できなくなった映画も多々ある。
　主に津波関連に始まり、洋画でも多い世界崩壊とかあのあたりがアウト。延期になっているものも多々あれど、実は延期になったものは多々ある。けど最悪なことにちょうど二千十一年三月十一日から上映開始だった映画はお客さんのいない状態で始まってしまった。

　国家予算で被害金額を埋められる企業(というより、被害額が多すぎるにもかかわらず国民の生活基盤を揺るがすため個人ではまかないきれない、傾いた土台の整備・道路整備・水道管関連・住宅関連などなどなど)はともかく、娯楽関連は税金出すのは嫌がる人もいるだろうし、何より先の分の予算で一気に持っていかれてそれどころじゃない。

　赤十字は義援金どこにやったんだというくらい、寄付金使用の報告を公にしないので、本当にホームページをもう少し広めたらいいと思う。その告知に係る予算を使わないという姿勢はいいのだが、本当に活動が地味すぎて不審になっている人もいそうだ。
　割りと余裕が無い人ほど思いやすいので一度チェックをおすすめする。

　http://www.jrc.or.jp/(日本赤十字社HP)

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