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 なんのことかといえばサイレントヒル。

 久しぶりに色々とサイヒル関係をみてきたのだが、なんだか物語の濃さはかわらない。

 以下長いメモみたいな
 最も三あたりからグロに特化してしまったのは否めない。だが物語は好き嫌いはあれど、主に人間の対話や付き合いによって主人公は混乱している状態からはじまる。記憶喪失や心身疲弊など理由は物語ごとに異なる。主人公だけではない。恋仲になるならない関係なく、そして男女老若問わず精神的に追い詰められている。

 サイレントヒルには晴れの空というものが殆ど無いようにおもえる。血みどろや、錆びたドアなどの病的な室内だけで事件が繰り広げられ、漸く戸外にでれば霧や夜道、雨に覆われている。この手法は嘗てのホラー映画「セブン」でも使われている手法で、室内の居心地の悪さや天候の悪い場面など閉鎖的な環境にしておくといつの間にか主観である観客=プレイヤーを鬱屈とさせることが出来る(尚セブンでの手法に関しては荒木飛呂彦氏著の「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」という書を参考とした。更に詳しい解説は是非本をどうぞ。もういちど映画を見たくなること必至である)。

 鬱屈とした世界で繰り広げられるのは主人公の葛藤や、閉じ込められた世界でのサバイバル、何より敵になったもの味方となったもの関係者達の歩んできた歪みがあげられるだろう。主人公の未来はエンディングという形で幸にも不幸にも変わり、公式EDが決まってしまった2以外では平安がほぼ約束されている。ところが味方にもかかわらず過去に囚われたまま失意の状態で消えてしまう人間もいれば、憎むべき敵にもかかわらず悲しい過去をもったもの、凶器にはね飛んでしまう裏切り者などなどとカオスのンパレードなのだ。

 何度も何度もプレイすれば、公式の裏設定を読んでも多様の答えが見つかるだろう。解説者が一人いるとその解説に偏ってしまうが、見方はたくさんある。又プレイの仕方、視線のあわせ方から様々な形で答えに行くことが出来る。どちらかと言えば物語としては映画に近いのかもしれない。

 追記
 ソースとしては信ぴょう性は少ないのだが、サイレントヒルは元々スティーブン・キングのショートショートなどをゲーム化しようという企画が頓挫してオリジナルストーリーとして出したという話もある。スティーブン・キングは漫画「アウターゾーン」の作者が影響を受けた作品の一つで、数多くのドラマ化もされている有名なホラー短編を手がけている。

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