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そういや最近まともな事かいてないですが
それなりに幸せにやっているとおもいますよ。
某方に会いに遠出した帰り、
少し前に初めて買った、そして最後であろうBL
【鈍色の空、ひかりさす青(楽天ブックスのページ)】
を読んで見事に沈没。
(絵は……個人的にちょっと。
かなり綺麗で、控えめな感じなので普通に見られる絵ですが)
まあ何で沈没?と思うとは思うので
ストーリーの書いてあるページを紹介した訳ですが。
何で買ったのか自分でもわからん。
単に世界観が大好きだっただけかと。
こういう世界に惹かれてしまう自分は頭が壊れているとしか思えない。
後主人公に対する軽い感情移入は病気じゃないと信じてる。
どうでもいいことを連ねたので以下SSです。
それなりに幸せにやっているとおもいますよ。
某方に会いに遠出した帰り、
少し前に初めて買った、そして最後であろうBL
【鈍色の空、ひかりさす青(楽天ブックスのページ)】
を読んで見事に沈没。
(絵は……個人的にちょっと。
かなり綺麗で、控えめな感じなので普通に見られる絵ですが)
まあ何で沈没?と思うとは思うので
ストーリーの書いてあるページを紹介した訳ですが。
何で買ったのか自分でもわからん。
単に世界観が大好きだっただけかと。
こういう世界に惹かれてしまう自分は頭が壊れているとしか思えない。
後主人公に対する軽い感情移入は病気じゃないと信じてる。
どうでもいいことを連ねたので以下SSです。
己の主の過去を知らない事に気がついた。
黒髪の従者ウリエルはもう一人の従者であるライルに呟く。
「……主は……僕らの過去も、己の過去も言おうとしない気がする」
はあ? と煎餅を齧りながらライルはウリエルをじっと見た。それから少し息を吐いて、一つ音階の低い声で返す。
「お前……知りたいのか?」
意味が解らずにライルを見ながら茶を注ぎ天に視線を投げかける。答えは中間で知りたいとも知りたくないとも思う、つまりどうでもいいとも感じていた。従者として、というよりも己のことでもあるので、そういった感情は評価されるべきではないだろう。だがウリエルについては、それは例外といえるだろう。
ライルが此処に従者として使えるときになったとき、名も無き吸血鬼の元にいたのがウリエルだった。当時ウリエルには自我というものが見られず、ライルはこうにだけはなりたくない、と思ったものだ。しかし理由を聞けば最もなことで、今の主がこのアンセムという町の主となる一つ前の主が、かなりの年月洗脳によりウリエルの記憶や感情を封じ込めて(さまざまな意味としての)奴隷としていたのだった。その男を殺し、今の名も無い吸血鬼が少しずつ洗脳を解いている。
『記憶が戻ることは無いだろう』
主がそういったことが記憶にこびり付き離れない。だが自我だけは戻りつつあるのは目に見えて解るのだ。
『必要ないかも知れぬがな』
「……ル……ライル」
暫し己を失っていたライルを声が引き戻す。そういえばウリエルの過去も、ライル自身の過去も知っているはずであるのに己の主は何一つ語ろうとしない。
「……でも」
ライルはポツリと呟いた。
「主も話したくないことがあるんじゃないか?」
二人で無言になりそのまま何も言わない。誰かに語ったのかもわからない。それをこちらが自ら問いかけていいものなのか? 暗黙の了解として超えてはいけない壁があるのだろうか。だとすれば自分たちはあまりに虚しい関係ではないか?
心を誰へも閉ざし、己にすら心を開かない。
そんなのは哀しすぎる。
果たしてそれが誇りなのか何なのか解らないが、かかわりあう人間にとってこれ以上の虚しさはない。従者とはいえ人間だった自分たちにとっても。
あんたは何処にいくんだ?
終
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シリアスが書きたかっただけです。
無駄に重苦しい感じにしたかっただけです。
意味もあまりないです。
黒髪の従者ウリエルはもう一人の従者であるライルに呟く。
「……主は……僕らの過去も、己の過去も言おうとしない気がする」
はあ? と煎餅を齧りながらライルはウリエルをじっと見た。それから少し息を吐いて、一つ音階の低い声で返す。
「お前……知りたいのか?」
意味が解らずにライルを見ながら茶を注ぎ天に視線を投げかける。答えは中間で知りたいとも知りたくないとも思う、つまりどうでもいいとも感じていた。従者として、というよりも己のことでもあるので、そういった感情は評価されるべきではないだろう。だがウリエルについては、それは例外といえるだろう。
ライルが此処に従者として使えるときになったとき、名も無き吸血鬼の元にいたのがウリエルだった。当時ウリエルには自我というものが見られず、ライルはこうにだけはなりたくない、と思ったものだ。しかし理由を聞けば最もなことで、今の主がこのアンセムという町の主となる一つ前の主が、かなりの年月洗脳によりウリエルの記憶や感情を封じ込めて(さまざまな意味としての)奴隷としていたのだった。その男を殺し、今の名も無い吸血鬼が少しずつ洗脳を解いている。
『記憶が戻ることは無いだろう』
主がそういったことが記憶にこびり付き離れない。だが自我だけは戻りつつあるのは目に見えて解るのだ。
『必要ないかも知れぬがな』
「……ル……ライル」
暫し己を失っていたライルを声が引き戻す。そういえばウリエルの過去も、ライル自身の過去も知っているはずであるのに己の主は何一つ語ろうとしない。
「……でも」
ライルはポツリと呟いた。
「主も話したくないことがあるんじゃないか?」
二人で無言になりそのまま何も言わない。誰かに語ったのかもわからない。それをこちらが自ら問いかけていいものなのか? 暗黙の了解として超えてはいけない壁があるのだろうか。だとすれば自分たちはあまりに虚しい関係ではないか?
心を誰へも閉ざし、己にすら心を開かない。
そんなのは哀しすぎる。
果たしてそれが誇りなのか何なのか解らないが、かかわりあう人間にとってこれ以上の虚しさはない。従者とはいえ人間だった自分たちにとっても。
あんたは何処にいくんだ?
終
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シリアスが書きたかっただけです。
無駄に重苦しい感じにしたかっただけです。
意味もあまりないです。
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逆に自分はシリアスのみなので和やかな話が書けません。
まあ個性の一つと割り切ればいいのですが…
近いうちに又懲りずに上げたいと思いますので
よろしくお願いします。