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勘弁してください……

こそこそとコウイチロウさんと2ショットすいません。
所で私信になってしまいますが
いつもお世話になっているるーしゃんさんのブログにて
コウイチロウさんと同居ルートを繋いで頂いたんですが
pixivに其方のルートも投稿して大丈夫なのでしょうか……。
の前に色々と……。
と言うわけで以下ちょこっとSS。
設定はるーしゃんさんのブログにあります…
トラックバックの勇気は我にありません。
こそこそとコウイチロウさんと2ショットすいません。
所で私信になってしまいますが
いつもお世話になっているるーしゃんさんのブログにて
コウイチロウさんと同居ルートを繋いで頂いたんですが
pixivに其方のルートも投稿して大丈夫なのでしょうか……。
の前に色々と……。
と言うわけで以下ちょこっとSS。
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トラックバックの勇気は我にありません。
「いかがです? 一番眺めの良い部屋なのですが」
ライルの言うとおり、Sにあてがわれた部屋は空が高く広がっていた。それだけでなく山々や町並みが眼下に広がり、蟻の様に小さな粒が動いているのが見える。ライルは無表情に見えるSの後姿からひょっと窓を覗き込んだ。
「……」
「……」
必要以上に話をしないSの扱いを大体は心得ているらしく、そのまま寝所の支度をして息を一つ吐く。余り話をしないのは己の主にも言えることだ。それを考えればSが無口である事は逆によかったかもわからない。ライルは部屋を出ようと部屋のノブを捻った。
「あ……っと、そうだ」
Sが視線を投げる。
「3時になったら此方に参ります。……今日はカップケーキですから」
意味を一瞬捉え損なって問いかけようとしたがSが問いかける前にライルはさっさと部屋を出て行ってしまった。時間からして間食を摂るのだろうが、自分が余り食しない事をどう伝えようか考え、それから視線を外へと移した。
吸血鬼と人間の共存の一つの形かもしれないこの場所は、奇妙な世界でもあった。閉鎖された空間で、何よりも友人である彼は祀られる存在である。この地域の王であり、民にとっては神と呼ばれるというのはなんとも言いがたい立場だ。
『奇妙か』
銀の髪を揺らし仄かな表情を浮かべて彼が言う。
『だろうな』
半分は自嘲にも似ていた気がするが、全てはバーで聞いた過去に関係しているのだろう。そういいながら書類を目の前に、それから民を目の前に威厳を持った態度を示している。けして嫌味なものではなく、自然な立ち振る舞いで、今までに見たことの無い姿が其処にあった。
外では人々が生活している。ごく自然な風景で、此処以外の場所でも見られる光景だ。つまるところ、何処とも変わらない世界であり、吸血鬼の支配など誰も夢にも思うまい。
『……』
不意に扉がノックされ開かれる。現れたのは先刻と同じ、青い帽子の青年だった。
「お茶の時間ですので、お迎えに上がりました」
何も呼びになど手間をしてくれなくとも場所さえ教えてもらえれば此方から向かったというのに。しかしSの表情を見てライルは苦笑いと共に言った。
「いやあ……なんせ此処は広いので……。 というのは言い訳で……」
大体同じくらいの背故、耳元に自然に顔が近づく。
「……主が、道を覚えるまではついていろってさ」
覗かれたくないものがあるのかもしれない。僕は好き好んで人の暗がりを見ない、とは言いたかったが、本当に唯の厚意であったときのことを考えて胸にしまっておくことにした。
「ああ、そうそう。 多分おやつは殆ど食べられ無いとはおもいますよ」
敬語に戻して、廊下を先行しながらライルは笑っている。
後々此処の事は完全に知る事になりそうだ。何せここにいる時間は長そうなのだから。
「殆ど主一人で食べちゃいますからね」
終
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不都合ありましたらお手数ですが拍手などでお知らせください……!!
ライルの言うとおり、Sにあてがわれた部屋は空が高く広がっていた。それだけでなく山々や町並みが眼下に広がり、蟻の様に小さな粒が動いているのが見える。ライルは無表情に見えるSの後姿からひょっと窓を覗き込んだ。
「……」
「……」
必要以上に話をしないSの扱いを大体は心得ているらしく、そのまま寝所の支度をして息を一つ吐く。余り話をしないのは己の主にも言えることだ。それを考えればSが無口である事は逆によかったかもわからない。ライルは部屋を出ようと部屋のノブを捻った。
「あ……っと、そうだ」
Sが視線を投げる。
「3時になったら此方に参ります。……今日はカップケーキですから」
意味を一瞬捉え損なって問いかけようとしたがSが問いかける前にライルはさっさと部屋を出て行ってしまった。時間からして間食を摂るのだろうが、自分が余り食しない事をどう伝えようか考え、それから視線を外へと移した。
吸血鬼と人間の共存の一つの形かもしれないこの場所は、奇妙な世界でもあった。閉鎖された空間で、何よりも友人である彼は祀られる存在である。この地域の王であり、民にとっては神と呼ばれるというのはなんとも言いがたい立場だ。
『奇妙か』
銀の髪を揺らし仄かな表情を浮かべて彼が言う。
『だろうな』
半分は自嘲にも似ていた気がするが、全てはバーで聞いた過去に関係しているのだろう。そういいながら書類を目の前に、それから民を目の前に威厳を持った態度を示している。けして嫌味なものではなく、自然な立ち振る舞いで、今までに見たことの無い姿が其処にあった。
外では人々が生活している。ごく自然な風景で、此処以外の場所でも見られる光景だ。つまるところ、何処とも変わらない世界であり、吸血鬼の支配など誰も夢にも思うまい。
『……』
不意に扉がノックされ開かれる。現れたのは先刻と同じ、青い帽子の青年だった。
「お茶の時間ですので、お迎えに上がりました」
何も呼びになど手間をしてくれなくとも場所さえ教えてもらえれば此方から向かったというのに。しかしSの表情を見てライルは苦笑いと共に言った。
「いやあ……なんせ此処は広いので……。 というのは言い訳で……」
大体同じくらいの背故、耳元に自然に顔が近づく。
「……主が、道を覚えるまではついていろってさ」
覗かれたくないものがあるのかもしれない。僕は好き好んで人の暗がりを見ない、とは言いたかったが、本当に唯の厚意であったときのことを考えて胸にしまっておくことにした。
「ああ、そうそう。 多分おやつは殆ど食べられ無いとはおもいますよ」
敬語に戻して、廊下を先行しながらライルは笑っている。
後々此処の事は完全に知る事になりそうだ。何せここにいる時間は長そうなのだから。
「殆ど主一人で食べちゃいますからね」
終
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不都合ありましたらお手数ですが拍手などでお知らせください……!!
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辺境の地へようこそ!! <・ω・
いやいやお粗末様でございました。
この二人なら何が来ても怖くない……はずです!!
いつもいつもお借りしてしまって恐縮です。
そろそろ自嘲しようと思います……。
眠気は……お仕事の時以外はふっとばしちゃダメですよ!?
GGの曲も聴いてくださったようで、ありがとうございます。
「開発者はハロウィンが……」の件ですが、
開発者の総指揮の方が
ハロウィンを始め海外のロックが非常にお好きなようで、
キャラや技名にも曲名やバンド名が入ってます。
なかなか面白いのでお時間とご興味がありましたら
是非公式のホームページを覗いてみてくださいませ。
SSにもお借りしてしまい本当に有難うございました。
家賃は頂きませんのでゆっくりしていってくださいね!!
その代わりお茶にお付き合いしてください。
名無しさんの血糖値は吸血鬼なので大丈夫です(笑)
感想ありがとうございます!!
又、漫画についてのお話も細かくありがとうございます。
今回は感謝し通しです。
此方としましてはセリフ的な何かと、
キャプションにて補足を付け加えるつもりでいましたが
まさかレスポンスについての案をいただけるとは……
同居にかんするレスポンスについてはもうこちらからも
本当に申し訳ないといいますか、ありがたい気持ちで一杯で……!!
本来ならばお願いします喜んで!!とお願いをしたいのですが
ブログなどを拝見しているととてもご多忙そうで
お願いすることに戸惑いがあります……。
(こちらは幾らでも待たせて頂けますし、
内容に関しても全く問題ありません)
が、それでも許可していただけますでしょうか……?
もしも許可していただけるならば三つ指揃えて
よろしくお願いできたら嬉しいです。
それでは、此方も長々と失礼しました。
ありがとうございました!!